都心から電車で1時間ほどの場所で、住宅地の中に小さな雑木林が点在しています。
夏になると、水牛クラスのノコギリクワガタがコンスタントに採集できるのでシーズンインが楽しみです。はやる気持ちを抑えつつ偵察に行ってきました。
町内会の有志の方々が冬場になると下草を刈りとり、樹木の剪定を行い綺麗に管理されています。松くい虫対策で、マツをまとめて伐採したようです。これによって日差しがかなり差し込むようになるので、今年の夏は林の様子も変わるかもしれません。樹液の出方が良くなったりすれば良いのですが、逆に日が差し込み過ぎると林内が乾燥してしまい取れなくなることもあるので諸刃の剣です。
クヌギの木。樹液は出さないのですが、シーズン初旬に行くとなぜかノコギリクワガタがとまっています。発生源が近くにあるのでしょう。
杉が絡んだクヌギ。樹液が出ればヒラタが潜んでもおかしくない感じ。今シーズンはどうでしょうか。
一方で、更なる宅地化も進んでおり、雑木林がまた一つ消えていました。ベッドタウンに点在する雑木林は、産卵、幼虫の育成に適した林、樹液場となる林など、雑木林毎の役割があるように思えます。どうかこのまま変わることなく現存されることを望みます。