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クワガタ飼育・採集を中心に自身の趣味・日常を綴ります 

沖縄県 伊平屋島 採集記録

1.はじめに

伊平屋島について

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今回の遠征の舞台である伊平屋島は、沖縄県有人島としては最北端に位置し、1日2便のフェリーが片道約41km、所要時間約80分で航行しています。

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飛行機とフェリーの時間の関係上、本島で一泊しましたが、那覇空港の近くで車を借りて、沖縄自動車道で許田ICまで、そこから一般道でフェリーが出ている運天港まで行く場合は、所用時間1.5-2時間ほどになります。私が乗船したときは風速5-6M程でしたが、そこそこ揺れました。降船した時には頭が少しふわふわしていたので、乗り物酔いしやすい方は酔い止めの服用をお勧めします。

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車を使えば30分程で周回できる小さな島(面積21.82㎢)で、約1200人が暮らしています。写真は宿の近くのスーパー。レトロな雰囲気で食品から日用品、釣り具まで揃っていて営業時間も長くとても便利でした。

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平地は田畑が広がっているものの、賀陽山(294m)を筆頭に200m級の低山が連なっており、起伏があるので車や原付等があると効率的と思います。沖縄本島側の運天港に格安駐車場があるので、車は本島に停めておき、伊平屋島で原付を借りる組み合わせが単独では安いのですが、諸々を踏まえると結局車を持って行って正解でした。

2.伊平屋島に生息するクワガタについて

伊平屋島には、以下の5種類のクワガタが生息しています。今回は3月末の採集になりますので、材割・材起こしがメインになります。

・イヘヤノコギリクワガタ

・イヘヤネブトクワガタ

・オキナワヒラタクワガタ

・ルイスツノヒョウタンクワガタ

・マメクワガタ

伊平屋島固有種のイヘヤノコギリ、イヘヤネブトが今回のメインターゲットになりますが、オキナワヒラタクワガタ沖縄本島産のそれに比べて大顎の湾曲が緩く、大型化しやすい傾向があるようで、本種も是非採集したいところです。

3.採集記録

13時前に島に到着し、早速林道を走らせます。天気が悪く小雨が降っていますが、時折晴れ間も覗き、オキナワカラスアゲハ、リュウキュウアサギマダラツマベニチョウ等が沢山飛んでいます。

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ロードキルされたオキナワカラスアゲハ

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ジャコウアゲハ?の幼虫

個体数も多く蝶屋さんは楽しいでしょうね。

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さっそく入山するものの、リュウキュウマツやマクマオウ等が生えた乾燥したエリアからはオオゴキブリが出てくるだけです。

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 この後も絶好の倒木を見つけるものの、クワガタは出てきません…アラモトサワガニがこんにちは。同所に生息するイヘヤオオサワガニは沖縄県指定希少野生動植物種に指定されており、採取も禁止なので注意が必要です。

雨脚も強くなり18時に撤収。成果もなくびしょ濡れで山を歩き回ったので疲労困憊。

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今回は民宿「古民家むーる」にお世話になったのですが、料理が美味しく女将さんもとても親切で離島遠征に来ていることを実感します。

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夜は外灯巡りに出かけました。ほとんどがLEDに切り替わっているものの一部水銀灯が残っており、様々な生き物に出会うことが出来ました。 

 

1日目の疲れが残っている中、2日目は別の林道を歩きます。照葉樹やシュロが樹冠を形成しており林内の湿度が保たれてます。

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坊主が頭をチラつくなか、白枯れした株を割ると待望のクワガタの幼虫が出てきました。オキナワヒラタでしょうか。坊主を免れたので林道を行く足取りも軽くなります。

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しばらく進むと林道に横たわる土化した朽木を発見。少し崩すとイヘヤネブトの幼虫を見つけることが出来ました。ネブトの幼虫は多頭で出てくることが多いのですが、コカブトが入っていたためか少数しか得ることができませんでした。累代出来る数は確保できたので、大満足な結果に。

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3日目の午前便で伊平屋島を後にしました。機会があれば夏に再訪したいですね。

4.番外編

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伊平屋島に行く前日夜は本島の山を歩くとイシカワガエル、ヒメハブ、イボイモリが林道を闊歩していました。

5.採集個体紹介

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