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クワガタ飼育・採集を中心に自身の趣味・日常を綴ります 

2024年 北関東 ヒメオオクワガタ採集記(リベンジ編)

ヒメオオクワガタ(Dorcus montivagus
が生息するブナ帯

1.はじめに

ヒメオオクワガタ(Dorcus montivagus)のルッキング採集は、これまでに2度トライ(2020年9月)していますが惨敗しています。

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当時を思い返すと2連敗の言い訳として8月序盤が発生ピーク?採集圧のせい?個体数が薄い?などと御託を並べていました。今回は答え合わせも兼ねて3度目のチャレンジです。

2.8月3日採集

採集場所:北関東某所/標高1,000-1,300M  採集時間:4:30-5:30、6:30-9:00 

天気:晴れ 気温:最高34.3℃ 最低22.3℃ 風速 0.6-2.8m/s

ETC深夜割引も考慮して深夜移動。現地近くには4時半頃に到着。ポイント近くに水銀灯が複数あったので下車して確認。 遠目に見ても虫っ気たっぷりで蛾が乱舞しています。標高1,200mのブナ帯にある水銀灯って結構レアなので期待も高まります。

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車を路肩に停めて探索するとミヤマ♀を発見。別の灯でも♀を追加。

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立派な♂の頭部やエリトラなどが落ちていたので、発生ピーク時に来ると面白そうです。行ったり来たりしていればヒメオオの飛来も期待出来そうでしたが眠気には勝てず。

1時間ほど仮眠をとり探索を開始。もう3回目なのでポイント候補は頭に入っています。

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前々回、前回でアカアシクワガタを採集した同じ木から2♂を得ました。クワガタが必ずくる木は決まっていますね。ただアカアシとヒメオオは巧みに棲み分けをしているようで、アカアシが沢山いる木にはヒメオオはいないという話を良く聞きます。

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ミヤマカラスアゲハの死骸やオオチャイロハナムグリがいそうな樹洞を見つつ、ブナ原生林の奥へと進みます。原生林はブナ等の高木の樹冠で形成され、地面はクマザサ等で覆われている景色が続きますが、林道沿いによく生えているようなヤナギの幼木が数本生えているところを見つけました。ブナの樹冠の下に更にヤナギが生えていてちょっとした違和感を感じたので、藪漕ぎしながら進み、枝をよく見ると…

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いました!!!!紛れもなくヒメオオクワガタです。そしてデカい!!!!

大興奮のあまり、自然な姿で写真撮影できたのはこの1枚だけ。動画回しておけばよかった....ルッキングでは初採集なので、そんな余裕はどこにもありませんでした。すぐに玉の柄にネットを装着し捕獲にかかります。緊張で思っている以上に狙いがズレていたのか、網の縁に体が振れてしまいそのまま落下。

「ボトッ!!!」

重量感ある落下音。目の前に落ちてきたのは今までに見たこともない弩級のヒメオオクワガタです。

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オオクワガタと見間違えてしまいそうな体躯。

早速ノギスで測ってみると…

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55mm UP!後日自宅で計測すると56mmとれました・・・

あまりの大きさに「デカい、デカい、デカい…」と声が出ていました。しばらく放心状態でしたが、気を取り直して♀も探索したものの見つからず。

この日は昼前がタイムリミットだったので探索を打ち切り、気分上々で帰宅。

3. PHOTO GALLERY

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ちょうどKBファームさんがプロゼリーの商品シールの題材をヒメオオ、アカアシで募集していたので応募。落選しましたがご厚意でデザイン画像を送っていただきました。ありがとうございます。

4.まとめ

採集記では↑のように末尾でリベンジ宣言していて、特大個体(BEKUWA 号では57mmからが特大と記載がありましたが)56mmで有言実行できた自分を褒めたいです。何事も執念深さがモノをいいますね。心残りは私の本業?はブリードなので、♀が採集できなかったのは残念です。今回採集した56mmの遺伝子を残すためにもまた通わないといけないかな?

5.参考資料

stag-beetle-japan.com