
ツシマヒラタクワガタ (Dorcus titanus castanicolor) ♂
1.はじめに(種親紹介)
今回は自己採集したツシマヒラタクワガタ(Dorcus titanus castanicolor)の飼育記録になります。WF1ですが80ミリを目標にブリードしてみたいと思います。71.7mmのオスと同産地のメスを持ち帰り飼育しました。
クヌギの根際の捲れに潜んでいたので泥が凄いですね。この捲れは毎年樹液を出しているのと、雑草で見えにくいので採集圧も低く、大型の個体を得れています。


体の擦れ具合から見るに越冬個体です。大顎が細く華奢な体型なので数値以上に長さを感じる個体です。(顎率:0.315)

メスは33mmの同産地個体。

オスの形質をしっかり遺伝させたかったので梨の幹を掘ったクワガタの隠れ家で1ヶ月ほど同居させます。越冬個体のオスはメス殺しの心配も少ないです。
2.産卵セット(2024年7月22日)

デジケース小にやや発酵の進んだマットを固詰したシンプルなセット。
3.割出-幼虫飼育-蛹化-羽化
写真撮影はしていませんでしたが、記録を見ると9月初旬で卵や初令で割出をしています。1本目は菌糸、2本目以降でマットと菌糸の2パターンで飼育。
1本目は24-5°、2本目以降は18-20°で温度管理。

1本目を初令で投入し4ヶ月後に2本目投入。もう1か月早く交換しても良かったかも。

温度下げてもちゃんと蛹化してくれます。

羽化第一号。
4.羽化個体紹介
①♀36.5mm

2024/9/8割出(卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/4/E 羽化確認
②♀37.4mm

2024/8/18割出
2024/9/2 IT-5 800cc
2025/4/E 羽化確認
③♀ 38.3mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/7/E 羽化確認
④♀39.2mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/2/18 捨て瓶 500cc 7.1g
2025/7/E 羽化確認
⑤♀39.5mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/7/E 羽化確認
⑥♀40.0mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/7/E 羽化確認
⑦♀40.1mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/7/E 羽化確認
⑧♀40.1mm
2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/7/E 羽化確認
⑨♀40.4mm

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/3/23 羽化確認
⑩♀40.7mm

2024/11/16 割出 (卵)
2024/12/30 AG 800cc
2025/4/29 捨て瓶 800cc
2025/6/E 羽化確認
①①♀41.0mm
2024/11/16 割出 (卵)
2024/12/30 AG 800cc
2025/4/29 捨て瓶 800cc 7.8g
2025/6/E 羽化確認
①②♀41.4mm
2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/3/23 羽化確認
①③♂74.3mm 顎率0.335

2025/1/12 AG 800cc
2025/4/25 DOS生500cc 22.3g
2025/10/E 羽化
①④♂75.5mm 顎率0.329
2025/1/12 AG 800cc
2025/4/25 Lv3+N1400cc 23.0g
2025/10/E 羽化
①④♂76.1mm 顎率0.324

2024/11/16 割出 (卵)
2024/12/30 AG 500cc
2025/3/23 SRD 1400cc 22.6g
2025/7/E 蛹化 15.7g
2025/10/E 羽化確認
①⑤♂76.4mm 顎率0.325
2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/1/15 MD 1500cc
2025/6/21 蛹化確認 16.1 g
20025/9/E 羽化確認
①⑥♂ 76.8mm 顎率N/A

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/2/18 IT-5 1400cc
2025/6/21 蛹化確認 15.4g
20025/9/E 羽化確認
①⑦♂ 76.9mm 0.327

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/1/23 MD 1500cc 22.6g
2025/6/21 蛹化確認 15.4g
20025/9/E 羽化確認
①⑧♂ 77.0mm 顎率N/A

2024/9/8 割出 (卵)
2024/10/13 S 800cc
2025/2/18 IT-5 1300cc
2025/6/14 前蛹
20025/9/E 羽化確認
①⑨♂ 77.2mm 顎率0.326

2024/11/16 割出 (卵)
2024/12/30 AG 800cc
2025/3/23 Lv 1500cc 22.8g
2025/10/E 羽化確認
②⓪♂ 77.6mm 顎率0.333
2024/11/16 割出 (卵)
2025/1/12 AG 800cc
2025/4/25 SRD 1400cc 21.4g
2025/11/E 羽化確認
5.まとめ

過去にブリード品を何度か飼育している本種ですが、今回は自己採集個体からの飼育で気合いは十分。1頭くらいは80mmでてくれないかな、と淡い期待をしていましたが甘かったです。WF1でかなりバラツキはしたものの南部産としては顎の長い個体が出てくれました。個体交換頻度や温度管理などは悪くなかったですし、居食いもしっかりしていたので、餌慣れの問題と割り切ります(逃避・・・)。北部産もブリードしており、夏頃には羽化してくるので、そちらの結果と両睨みしてからの判断になりそうですが、もう一世代は回してみようと思います。

自己採集からの累代は続けたい気持ちはとても強いのですが、どんどんラインが増えている今日この頃…厳選する必要性に迫られているのが最近の悩みです。
6.過去記事・参考資料・資材
