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クワガタ飼育・採集を中心に自身の趣味・日常を綴ります 

ノコギリクワガタ(長崎県対馬市厳原町産)WF1 飼育記録まとめ

対馬ノコギリクワガタ
Prosopocoilus inclinatus inclinatus)♂

1.はじめに

今回飼育したのは、自己採集した対馬ノコギリクワガタProsopocoilus inclinatus inclinatus)の飼育記録です。本種は日本全土に生息する代表的なクワガタムシで、高い飛翔能力により分布が広がったことが推察され、その特性により遺伝的交流が比較的保たれているため、地域ごとの極端な形態分化は少ないとされていますが、地域的な傾向はあるようです。今回飼育した対馬産は、細身であることや、大顎内歯が本州産よりも前を向く個体が多く見られます。実物を見るとその通りなので、ノコギリクワガタ好きな方は是非体感いただきたいところです。

2.種親紹介

♂ 58.5mm

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♀30.4mm
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2024年6月14日採集。コナラの木にトリオでついていました。個体数は多いです。この時の対馬採集記録も本記事の最後にリンク載せていますので、是非ご覧ください。

3.産卵セット-幼虫飼育-羽化

① 産卵セット(2024/6/23)
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小ケース、マットオンリー。

②幼虫飼育
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管理温度は24-5°→20°のレンジでマット飼育。

③羽化
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4.羽化個体紹介

①♀32.8mm

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2024/7/8 割出

2024/9/1 ホダ+ブナ生オガ 800cc

2025/3/2 蛹化

2025/8/E 羽化確認

 

② ♀33.6mm
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2024/7/8 割出

2024/9/1 Cyカスケード 1400cc 

2025/2/2 Lv3 800cc 5.2g

2025/9/E 羽化確認

 

③ ♂50.7 mm
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2024/7/8 割出

2024/9/1 Cyカスケード 1300cc 

2025/2/2 Lv3 1300cc 8.1g

2025/11/E 羽化確認

 

④ ♂54.4 mm
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2024/7/8 割出

2024/12/2  ホダ+ブナ生オガ 800cc

2025/10/E 羽化確認

 

⑤ ♂54.6 mm
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2024/7/8 割出

2024/12/2  ホダ+ブナ生オガ 800cc

2025/11/E 羽化確認

 

⑥ ♂59.9 mm
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2024/7/8 割出

2024/9/1 Cyカスケード 1400cc 

2025/2/2 Lv3 1300cc 8.7g

2025/9/M 羽化確認

 

⑦ ♂62.1 mm

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2024/7/8 割出

2024/12/2  ホダ+ブナ生オガ 800cc

2025/10/E 羽化確認

 

⑧ ♂62.6 mm
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2024/7/8 割出

2024/9/1 ホダオガ+ブナ生オガ 800cc 

2025/2/10 カブトマット+ブナ生オガ 1400cc 9.5g

2025/9/E 羽化確認

 

⑨ ♂63.4 mm
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2024/7/8 割出

2024/9/1 ホダオガ+ブナ生オガ 800cc 

2024/12/25 MD改 1400cc 10.5g

2025/7/E 羽化確認

 

⑩ ♂63.5 mm
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2024/7/8 割出

2024/8/27 Cyカスケード 1400cc 

2025/2/2 Lv3 1300cc 11.1g

2025/9/1 蛹化確認

2025/11/E 羽化確認

 

5.まとめ

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本土や伊豆大島ノコギリクワガタであれば60mm後半は出ていたサイクルと同じような飼育をしましたが、幼虫の体重の乗り方が本土や伊豆大島のそれと違って鈍く、最大は63.5mmと悲惨な結果になりました。対馬産の野外個体では珍しいとはいえ、65mmを超える個体が採集されていますし、70mmUPのブリード個体が出品されていたので、飼育方法が合っていないのでしょうね。そもそも本種の苦手意識が強く70mm UPをブリードできていないので語るに及ばずです。ただ、No.9 個体は大顎が前方にうねるカッコいい個体だったのが唯一の救いです。

 

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線条のエリトラが見えていて良い感じです。野外個体は、本土産より黒っぽい個体が多い印象でしたが、ブリード品も同じでした。後食タイミング合っているのでもう1サイクル回してみます。 

<地域比較>

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左から対馬産、愛知産、神奈川産になります。対馬産は最大内歯が上に向くのに対して本土産は真横に向いています。

 

6.参考資料

stag-beetle-japan.com