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クワガタ飼育・採集を中心に自身の趣味・日常を綴ります 

ダールマンツヤクワガタ(マレーシア領ボルネオ島サバ州トゥルスマディ山産)WF1 飼育記録まとめ

ボルネオ島トゥルスマディ山産
ダールマンツヤクワガタ(Odontolabis dalmanni dalmanni)♂

1.はじめに

今回はダールマンツヤクワガタ(Odontolabis dalmanni dalmanni)の原名亜種を飼育しました。本ブログではスマトラ島産の飼育記事を書いていますが、この記事の冒頭において、スマトラ島産とカリマンタン島産を比較するとカリマンタン産の方が大顎の伸びが著しく良いことを紹介していますので、興味のある方は本ブログ末尾からアクセスしてみてください。

今回は、カリマンタン島の北部、つまりマレーシア領のボルネオ産を飼育しましたが、同様に顎が良く伸びました。本種でレコードを狙うのであれば、カリマンタン島産或いはボルネオ島産のラベルの個体を入手されることをお勧めします。

2.種親紹介

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2024年5月末頃入手。♂75.6mm、♀49.6mmとWDとしては大型です。

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種親オスの拡大画像はこちら。右顎先が欠け、本種の特徴の1つである美しい金色の微毛は摩耗しており、百戦錬磨の風格を感じます。

 

3.産卵セット‐幼虫飼育-蛹化-羽化

① 2024年5月27日

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ケースに雌雄同居でセット。カブトマットとクワガタ発酵マットを加水し、1:1でブレンド。ダールマン系はツヤクワガタ属の中では産卵は簡単です。管理温度は18-20℃

② 幼虫飼育
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24-5℃で管理、2-3か月ほどで3齢初期までもっていき、個別管理、3本目で温度を下げていきます。f:id:kohya0727tj:20260421222754j:image

2本目→3本目の交換時体重画像。この時に30g乗っていても安心できません。スマトラ産はこのタイミングで40gくらいになっています。

③蛹化
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すでに顎伸びのポテンシャルを感じます。

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ちなみにこちらはスマトラ産。

④羽化f:id:kohya0727tj:20260421222747j:image

メスは管理温度低めで飼育したので羽化ズレにはあまり悩まされませんでした。

f:id:kohya0727tj:20260423153706j:imagef:id:kohya0727tj:20260423153743j:imagef:id:kohya0727tj:20260423153748j:imagef:id:kohya0727tj:20260423153753j:imagef:id:kohya0727tj:20260423153703j:image

本当に美しいのでついつい多めに羽化画像を掲載してしまいました。


www.youtube.com

短いですが繭割動画も作成したのでこちらも是非ご覧ください。

 

4.羽化個体紹介

① ♀ 46.6mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出(卵)

2024/8/8 Cyカスケードマット 430cc

2024/9/14 ブレンドマット(Cyカスケードマット+T5+N)1400cc 16.0g 13.0mm

2025/9/15 蛹化確認

2025/10/E 羽化確認

 

② ♀ 47.1mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出(卵)

2024/8/8 Cyカスケードマット 430cc

2024/9/14 ブレンドマット(Cyカスケードマット+T5+N)1400cc 13.5g

2025/3/20 蛹化確認

2025/9/15 羽化確認

 

③ ♀ 48.7mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出

2024/8/25 IT-5 1700cc

2024/10/18 ブレンドマット(Lv3+T5+N)1700cc 17.3g 

2025/10/E 羽化確認

 

④ ♀ 48.0mm
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2024/12/8 IT-5 1300cc 8.7g

2025/1/26 ブレンドマット(Cyカスケードマット+Lv3)継ぎ足し 1300cc

2025/3/21 ブレンドマット継ぎ足し 1300cc 18.4g

2025/10/E 羽化確認

 

⑤ ♀ 49.0mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出(卵)

2024/8/8 Cyカスケードマット 430cc

2024/9/14 ブレンドマット(Cyカスケードマット+T5+N)1700cc 15.9g 13.0mm

2025/1/1 SANKO育成マット 1300cc 16.2g 

2025/9/10 蛹化確認

2025/11/E 羽化確認

 

⑥ ♀ 50.6mm

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2024/7/9 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+T4+ビートルマット)1500cc

2024/12/31 ビートルマット1500cc 21.7g

2025/6/21 蛹化確認

2025/12/B 羽化確認

 

⑦ ♀ 53.3mm
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2024/7/9 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+T4+ビートルマット)1500cc

2024/12/9 IT-51500cc 20.9g

2025/3/21 マット継ぎ足し

2026/3/E 羽化確認

 

♂ 43.5 mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出

2024/8/8 Cyカスケードマット 430cc

2025/11/M 羽化確認

 

♂ 68.7 mm

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2024/7/7 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+ビートルマット)1400cc

2024/12/31 ブレンドマット(Lv3+ビートルマット)1400cc 22.6g 

2025/5/9 ブレンドマット(Lv3+Cyカスケード+SANKO育成マット)26.7g

2025/9/25 蛹化確認 

2025/11/E 羽化確認

 

♂ 70.0 mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出

2024/8/8 Cyカスケードマット 430cc 

2024/9/14 ブレンドマット(Cyカスケードマット+T5+N)1400cc 13.9g 14.1mm

2025/1/2 SANKO育成マット 1300cc 21.7g 

2025/9/10 蛹化確認

2025/11/E 羽化確認

 

♂ 70.2 mm

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2024/05/27セット→2024/6/10割出

2024/8/25 ブレンドマット(T5+ビートルマット)800cc 

2024/10/18 ブレンドマット(Lv3+N)1500cc 21.3g 

2024/12/31 ビートルマット 1500cc 27.6g 

2025/7/E 羽化確認

 

♂ 70.6 mm

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2024/7/7 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+ビートルマット)1400cc 18.9g

2025/1/2 IT-5 継ぎ足し1400cc 23.9g 

2025/2/25 SANKO育成マット 30.0g

2025/12/7 蛹化確認 15.2g

2026/1/E 羽化確認

 

♂ 70.8 mm

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2024/7/9 割出

2024/12/8 IT-5 1300cc 12.7g

2026/1/M 羽化確認

 

♂ 71.4 mm


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2024/7/7 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+ビートルマット)1400cc

2024/12/9 IT-5 継ぎ足し

2025/3/12 ブレンドマット(IT-5+Cyカスケードマット) 1400cc 29.4g

2025/9/15 ブレンドマット(IT-5+Cyカスケードマット) 1700cc 25.5g

2026/3/10 羽化確認

 

♂ 73.9 mm

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2024/12/8 IT-5 1300cc 12.0 g

2025/3/21 Cyカスケードマット2300cc 27.2g

2025/12/3 蛹化確認

2025/1/E 羽化確認

 

♂ 75.9 mm

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2024/7/9 割出

2024/10/9  ブレンドマット(Bubu+ビートルマット)1500cc

2025/1/2 SANKO育成マット1500cc 25.9g

2025/5/9 ブレンドマット(Lv3+SANKO育成マット) 1500cc 26.6g

2026/1/E 羽化確認

 

♂ 77.0 mm
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2024/05/27セット→2024/6/10割出

2024/8/25 IT-5 800cc 

2024/10/18 ブレンドマット(Lv3+N)3200cc 21.9g 

2025/3/13 ブレンドマット(Lv3+N+Cyカスケードマット)3200cc 31.9g 

2025/11/E 羽化確認

 

5.まとめ

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今回最大77㎜と、残念ながらレコードの80㎜には及びませんでした。産卵数も多く食性も強いので、飼いやすい虫ですね。序盤はやや管理温度を高めに管理し、♂は最終ボトル、♀は二本目から下げていくことで羽化ズレを避けることができました。

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より多くのブリーダーの皆さんに本種の魅力に気づいて欲しいので、今回の記事では生体個体写真を豊富に掲載してみました。エリトラの金色の微毛は言わずもがなの美しさですが、前胸背板の色合いも赤みがあり、とても美しいです。⑬の個体は、体が固まってからでも赤さが残ったので、そのような血統を作っても面白いかもしれません。f:id:kohya0727tj:20260423142448j:image

和名である「金毛艶鍬形」の由来となっている、エリトラのアップ写真はこちらです。いかがでしょうか。皆さんも、本種を飼育してみたくなったのではないでしょうか。そんなブリーダーが一人でも増えることを願い、今回の記事を締めたいと思います。

 

6.参考資料

stag-beetle-japan.com